すんごい台風が来るぞ!ってなわけでドン・キホーテで2Lとペットボトル2本と冷凍食品、パスタ1kg、パスタの素、豆腐やソーセージ、なめ茸やいわし缶などなど3連休の食料を調達し、死ぬほど重い買い物袋2つを腕がちぎれそうになりながら持って帰って来たというのに1日ですっかり晴れ。あの頑張り…
どうも、GOEMONです。
拙者は特になんの被害もなく台風は過ぎ去りましたが、皆様はご無事でしょうか。何もなければ幸いです。
さて、今宵は荒木町の小料理屋、「焼鳥 おがわ」さんの向かい側。1度行ってからかなりの頻度でお邪魔しているこちら。
荒木町 以志久
東京都新宿区荒木町10-29
営業時間:たぶん17時ぐらいから開始、23時~23:30ぐらいには閉めているかと。
定休日:日祝(年末年始やお盆休みは要確認)
酒飲みにはたまらないような大皿料理がカウンター上に並び、魚は刺身、干物、煮付、肉もあるし旬の野菜も色々とある。越後料理もあって、馴染みのない新潟の郷土料理を頂くこともできる。
訪問したのは夜9時頃、店内は座敷席に4人組のお客さんが3組、カウンターは2人ペアとお一人様の常連さんと思わしき方々、カウンターの端が空いていたのでそこへ着席。
まずはビールを頼み、晩酌スタート。
ナマコ酢
まずはお通しでナマコ酢。
冬の時期のお通しはナマコ酢が定番の以志久さん。コリコリとした食感にもみじおろしとポン酢でさっぱりと美味い。
お通しながら結構な量だし、ちっこいナマコひとつでもビールが進む美味さでぐびぐびいってしまう。
イカの塩辛
こちらもお通しの塩辛。自家製のイカの塩辛は塩加減が控えめな濃厚とろ~りな仕上がり。
市販のでも美味いのはあるけど、塩っ辛かったり薬っぽい味がして好きになれないのだがやはり美味い塩辛はこれだけでつまみになる。美味。
車麩と茄子の煮びたし
カウンター上に並べらている料理に目を通し、まずは車麩と茄子の煮びたし。冷煮ともいうのかな? こちらは新潟の郷土料理らしく、車麩があちらではよく食べられるそうな。
その車麩は甘辛い煮汁を存分にスポンジのように吸って、口に入れて噛めばじゅわ~っと美味い。程よい麩の脂もあって、これは良いつまみ。
茄子は言わずもがな、安定の美味さ。柔らかく味が染み染みなのに食感もしっかり残って煮崩れのかけらもなし。自分で作るとどうしてもすぐ食べる用に火を通し過ぎて煮崩れするし、味の染み具合も足りなくなっちゃうのだけど、小料理屋で食べる煮びたしは完璧ね。
刺身の盛り合わせ(平目、イカ)
大皿料理からの注文の他に、お造りも頼む。今宵は平目とイカの2種でお願いした。
平目はエンガワも付けてくれるし、イカもゲソをボイルしたものを付けてくれた。いつも美味いがこの日の平目は一層美味い。大当たりな平目。お腹がペコペコだったのもあるが、それにしても旨味がぎゅんぎゅんでめちゃウマ。
イカも美味いしビールに合う。ゲソはコリコリと良い食感、ワサビを多めに付けてツーンとしながらビールで流す、たまらない。
生タラコの煮付
大皿料理からは拙者が大好きであれば毎度頼んでいる生たらこの煮付。
甘辛いタレですっかり味の染み込んだ生タラコがめちゃくちゃ美味い。プチプチとした食感にタラコのあの味、そして甘辛い煮汁。最高の一品。
タレが結構甘めなので、濃すぎると感じる方はタレを少し切ってから食べると良い。美味すぎて何個でも食べれてしまいそう。
焼き豆腐の煮付
こちらも大皿料理から、焼き豆腐の煮付。
茄子と車麩、生タラコに続いてまたもや似た味付けの煮付を頼んでしまったのだが、そんなの気にならないぐらいこれまた美味い一品。
生タラコ同様にこちらも大好きで高頻度で頼んでいるのだけど、豆腐でここまで美味くなるかい?ってな美味さ。
ボリューミーで結構お腹が膨れるのだけど、外せはしない。一人で行ってこんなに量食えないよって方はいくつか頼んだ時に合わせて1人前ぐらいになるように言うと親切に対応してくれるので、お願いすると良い。
拙者はお腹減ってたら全部デフォルト量でいっちゃうけど。
そら豆
大皿料理からいくつか頼み、つまみが進んだ所で、カウンター上に美味そうなそら豆を発見。すかさず頼み、今宵は茹でてもらった。
熱々なそら豆を時折おしぼりで指を冷やしながら、むきむき。向いたそばから塩を少し振りかけパクリ。
ぽくぽくウマウマ。このそら豆をむいてビールを飲むの、なんか良いよね。しみじみと美味いなぁ、酒っていいなぁ、と感傷に浸ってしまう。美味。
ハムカツ
最後はガッツリと食って〆るか!ということで、ハムカツ。
しっかり肉厚なハムをカリカリっと高温で揚げた昔なつかしのカツ。
そのまま食べても美味いのだが、シンプルに辛子をちょいっと付けてソースを一筋かけてがっつく。ザクっと良い音を鳴らして分厚いハムを噛みしめる。ハフハフしながら味わったらビールをかき込む!うめぇ。
合間にポテサラと野菜を挟みながら、最後までアツアツでごち。いやはや、いい〆だ。
途中途中で、カウンターの常連さんたちと話したり大将と話したり、荒木町トークやら神楽坂の良い店を教えてもらったりやら、どこそこのスナックが面白いよなんて話しもしながらで非常に良い雰囲気。
ひとりで黙々と飲み食いしたい時はそれでいいし、酔っぱらって話相手が欲しければ自然と会話が始まる。非常に居心地がいい良い店です。
ただ、調理は大将一人がしているので満席時に大皿料理以外だと時間がかかってしまうこともあるのでそれを気にする方は空いている日か時間を狙っていくのが良い。
かなりの頻度でお邪魔しているけども、また今週にでもふらっと行くかもです。
ではまた!
以志久 (割烹・小料理 / 四谷三丁目駅、曙橋駅、四ツ谷駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6