どうも、GOEMON(@goemon_tokyo)です。
4連休明けの月曜日、六本木のルノアールでこのブログを書いているのですが人がだいぶ少ないですね。
連休はずっと家に居て、コンビニすら行かずにオール出前で完結したのでちょっとカロリー過多な今日この頃。今週はヘルシーな食事を心がけます。
さて、今宵は何度か訪問記でも紹介している拙者が一番好きなお寿司屋さん。高頻度で行くものの品数がすご過ぎて書くのに2時間以上かかり、あまりブログには書いていないのですが、久々にご紹介。
後楽寿司 やす秀
東京都新宿区四谷三栄町5-2
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130902/13212833/
(外観はかなり前に撮ったので木札ですが、今は石でもっとかっこいいですb)
※昨年末ごろに伺った際の訪問記のため、ネタの季節性ズレてます
伺ったのは平日夜。この日も1人にて伺います。移転前は当日に連絡しても入れる日もあったのですが、最近は事前に予約しています。拙者は予約が苦手なので基本しないのですが、唯一予約するお店です。
万全のコンディションに整え、ビールから始めて晩酌スタート。
ヒラメ
初手、ヒラメの刺身。
透き通った綺麗な白身、肝ダレで頂く。
肝ダレ
濃厚ながら、しつこくない肝ダレ。肝の旨さがグッときてはサッと引き、そこからはヒラメのじんわりと舌に広がる甘み、美味。
初手から今日も安定の大勝利を確信!
ブリ
続いてはブリ。
もう脂ノリッノリで白い。魚の身質とは思えないぐらいの見た目。写真だけなら豚トロって言ってもわからなそうなサシの入りっぷりです。
お醤油にちょんと付けると、醤油皿には脂がてかてかと浮かぶ。口に入れると溶ろける刺身、うんまい。
ふぐの白子
ばちこりブリに続いて、さらに濃厚な白子。
昆布出汁で軽くしゃぶしゃぶしてあり、ほっかほかで出てきます。
ふーふーして火傷に気をつけながら食べると…
プチッと薄皮を突破したらもうトロットロの濃厚な白子祭り。半端なし。
梵 艶(つや) 越前旬 純米大吟醸
ここで早くも日本酒へ。やす秀さんでは日本酒は全部お任せしているのですけど、いつも良い日本酒を7種ぐらい置いてくれているので、基本任せて良いと思います。
1合目は艶。清涼感のあるブルーの瓶の通り、爽やかな香りとスッキリした甘さで飲みやすく美味しい。
酸味や渋みは少なく、重たい日本酒が苦手な方でも楽しめそうなお味。
カツオ
日本酒でエンジンをかけたところで、カツオの刺身。
夏の初カツオの赤身しっかりなのも美味いけど、冬のカツオは脂も程よく乗っていて旨味プラス。
玉ねぎのすりおろしと醤油のタレで頂く。これがまた美味い。
ガツンと系のタレと赤身、相性ばっちり。
香箱蟹(セコ蟹)
来ました!初冬の楽しみ、香箱蟹!
プチプチな卵と身がギッシリ。これは酒がさらに進むこと間違いなし。
まずは上に乗っている足身から頂く。
うむ、小ぶりな蟹ちゃんなのに味しっかり。
さぁ、続いてはメイン部分。
お箸でちょびっとずつ大事につまんでパクっ。
ん〜、この卵感、たまらん。
案の定、日本酒がバカすこ進んでしまう。
一白水成 純米吟醸
香箱蟹をちょいちょいつまんでいたら、早速日本酒がなくなってしまったので次のものへ。
初めて飲む一白水成。
これまたかなりフルーティーで香り良き。爽やかな甘さに加えて、酸味も程よくしっかりとしてキレ。さっぱりとして食中酒にぴったり。
本ししゃも
本日の焼き物は本ししゃも。
ししゃもって大人になるまでパサついてて美味くも不味くもないし、マヨネーズたっぷり付ければまぁいっかぐらいな魚だったけども、この本ししゃもは美味い。
ふっくらかつ、しっかりとした身質で味が濃い。ご飯の贅沢なおかずとしても合いそうだし、もちろん日本酒のアテにも良い。
鮪 赤身の漬け
美味しいおつまみを堪能したところで、ここからは握り。
握り1貫目から拙者が愛する赤身の漬け!
日々試行錯誤しながら改良を重ねているという赤酢の酢飯、少し白酢の配合増したのか酸味と香りがびみょ〜に控えめになったかもしれない。
んでもって、これがまた美味い。いつも美味すぎるので、もう比べようが無いのだけどとにかく美味い。
鮪 大トロ
赤身の次は大トロ。
きめ細やかなサシの入った大トロ。
口に入れるとサッと溶ける脂、これとやす秀さんの酢飯が合わさるとさらにめちゃくちゃ美味い。
もう2、3貫食いたいぐらい。
大信州 超辛口純米吟醸
もう酒が止まらない拙者、日本酒は1日3合までと自分ルールを決めているものの、この日はルール破りの予感がしつつ3合目をお願いした。
“超辛口”とのことで、辛口より甘口派な拙者、どんなもんかと飲んでみるとこれがまた美味い。
口に含んだ瞬間はグッと日本酒度高めな風味、そこから甘みと旨味も感じられて後味キリッと。
大トロの後ということもあり、かなり良きマッチング。
コハダ
3貫目はコハダ。
少し大ぶりなコハダ、しっかり目な〆加減でこれがまた絶品。
毎度ながら、やす秀さんのコハダはクオリティー高し。いつも思うのだけど、結構しっかりした酢飯に酢〆のネタを合わせても美味いく合わさるって不思議よね。
単純に足し算したら酸っぱ過ぎそうなものだけど、これが美味い。
アオリイカ
4貫目はアオリイカ。
コリっとした歯切れの良い食感、噛むと甘み。美味いイカ。
イカの握りも酒が進みますなぁ。
カワハギ 肝入り
5貫目はカワハギの握り。肝は上にちょこんと乗せてある店が多いけれど、やす秀さんは酢飯とネタの間にIN。
食べると肝と酢飯が良い具合に混ざってこれがうんまい。
肝と酢飯の相性が抜群、そこにカワハギの上品な白身が加わって美味美味。
土瓶蒸し
ハイペースで飲み食いをしている体にここらで一旦休憩タイム。
土瓶蒸し。具材は松茸、銀杏、ハモ。
まずはそのまま一口。ほっこりうんまぁ。香りよし、味よしなプースー。
次はすだちを絞って少しさっぱりさせてみると、また違った美味さ。
土瓶蒸しの具
スープを飲み終えたら具を食らう。具を食べない人も結構いるっぽいのだけど、拙者はゼッタイ食べる派。
少しすだちを絞り、松茸を食べるとシャクシャクとした食感。存分に汁へ出汁を出したであろう老体ながら、まだ風味も生きていて美味い。
ボタン海老
どどん!
今日はボタン海老出しますよーとのことで、見せてくれました。拙者、男一人ながらウキウキで写真撮影しちゃってます。笑
ボタン海老
こちらがその握り!
豪快に一口で食らいつくと、ぶりっと噛み切れてねっとり広がる海老の甘み。こりゃあ女子泣かせな美味さですわ。
海老の濃厚な甘さと繰り返しになっちゃうけど、酢飯が合うんですな。うんまい。
ほっき貝
7貫目は久しぶりのほっき貝!
ほっき貝自体、食べるのがだいぶ久しぶりな気がする。
このほっき貝も一工夫してあって、裏側を上にして握ってある。表面が少し炙られて、さらに甘みが増して絶品!
鯵
8貫目は鯵。
温かいほっき貝の握りの後に、ひんやりと冷たい鯵。
脂のノリも程よく、美味しい。光り物大好きっ子にはたまらない一貫。
ほっき貝の紐と貝柱
先ほど握りで頂いたほっき貝の紐と貝柱を串焼きで。
七味を少し振ってピリッと。握りの合間にまた粋なつまみ。いったんご飯モードになっていたのに、また酒が進んでしまう。
澤屋まつもと 守破離 山田錦
禁断の自分ルール破り、4合目突入。澤屋まつもと 守破離 山田錦。
かなり酔っ払ってしまっていたものの、この味は忘れもしない美味さ。
しゅわしゅわと微炭酸感があって、かなり清涼感のあるフルーティーで飲みやすい日本酒。
かなりフレッシュなお酒ながらも、酸味と苦味も程よくあって後味もすっきりと良い。個人的には最近飲んだ中で一番美味しかった日本酒。序盤にも終盤にもいいかと思います。
バフン雲丹
9貫目はバフン雲丹の握り。
左右に貼られた長方形型海苔がパリパリなうちに、出された即食べる。
口に入れた瞬間、海苔の良い風味がブワッと広がり、そこへバフン雲丹の濃厚な旨味。
ふんーッと鼻息荒く感動すると、鼻を抜ける磯の香りでさらに美味しさ倍増。
ボタン海老の頭
握りで頂いたボタン海老の頭はカリッと焼いておつまみに。
殻ごとパリっと頂くと中の味噌がまた悪い奴。もうね、こちとらルール破って4合目突入してるのに、この小さな1つの頭ちゃんのせいで5合目に突入せよと脳が語りかけてくる。
美味い。日本酒も進む。だがしかし、ここで飲み干したら間違いなく5合目に入ってしまう。必死に自分とお酒を抑え、次の握りへ。
いくらの小丼
そろそろ終わりかなと思っていたけど、まだ続くやす秀劇場。
ここでいくらの小丼。しかもいくらがめちゃくちゃ多い。笑
一口でほぼ全部食べきる勢いで贅沢に頬張ると口の中でぷちぷち弾けて濃厚いくら祭り。半端じゃない美味さ。
車海老
今宵はボタン海老を堪能したけれど、やはりこちらも忘れてはいけない車海老。
大きくて立派すぎるぶりっぶりな車海老は是非とも女の子もひとくちで頑張って頬張っていただきたい。
もうぶりんぶりん出し、噛むとばゆんばゆんしながら旨味がすんごいことに。猛烈に美味い。
鮪 トロ巻き
お次は名物のひとつ、トロ巻き。
溢れんばかりかもはや溢れている大量のトロに海ぶどうが入ったトロ巻き。
さすがの拙者も一口では食べきれない大きさの太巻きですぜ。めちゃくちゃ美味いトロに海ブドウのぷちぷち感が絶妙な演出。
あん肝
13貫目はあん肝。
おつまみで頂くことも多いけど、今宵は握りで。
握りで出す時はおつまみの時より少し固めに炊いてあるのかな?しっとり、とろりと濃厚で尋常じゃない美味さ。
初めてやす秀さんのあん肝を頂いたのは3年か4年前だと思うのだけど、美味過ぎてビックリしたのを今でも覚えてるぐらい美味いあん肝。
煮アナゴ
最後の握りを飾るのは煮アナゴ!
ふっっっっっっっっくら、ほわっっっっほわ。お箸で持った瞬間崩れてしまいそうなので、気をつけて持ち上げて頂く。
もうね、この煮アナゴの完成度は一度食べずには死ねないレベルですよ。拙者、そこそこ美味いもの食べてる方だとは思うのですけど、この煮アナゴより美味しいアナゴを食べたことがない。
そのぐらい美味しいです。
赤出汁
絶品の煮アナゴで締めて、ほっこり赤出汁。
今日もおつまみ多数に握り14貫とすんごい量を頂いたので、赤出汁が体に染みる。
脂のノリがやばいブリ、香箱蟹、ボタン海老、トロ巻き、煮アナゴなどなど、今宵も全部美味しく、酒も進んで大満足の夜飯でした。
やっぱりやす秀さんの美味しさは別格だと再認識した晩酌でした。ごちそうさまでした。
ではまた!
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