皆さん、こんにちは。世間はコロナウイルスの話題で持ちきりですね。中国の春節休みも相まって、たくさんの中国人の方々が日本に来ていて、いつも以上にドンキホーテとマツキヨで中国人が居ると嫌です。笑

別に中国人自体は嫌いじゃないのですけれども、ドンキホーテとマツキヨに居る方々の民度が低いこと低いこと。まずどかない。そして、エクスキューズミーして目が合っても「なんすか?」みたいな目で見てきてどかないことも多々あり。どんな教育受けてんねん。

ってなわけで、早く官僚さんたちはお得意の遺憾の意!ってやって欲しいですね。

そんなこんなで外出は避けたい中、伺ったのはこちら。

人形町 田酔

人形町 田酔

東京都中央区日本橋人形町1-7-6 HSビル 2F

営業時間
[月~土] 昼11:30~14:00
夜17:30~23:00

定休日:日曜日・祝日

土曜日も通常営業と嬉しい営業時間。この日も土曜日の人形町仕事を終えて、いつもの店に行くか新規を試すか迷いつつ探していると、良さげな店を発見。

口コミを見てみると、日本酒を飲めないお客さんはお断りぐらいな雰囲気のお店で中には店員さんのサービスが悪いと書かれているものもちらほら。

しかし自分の目で確かめずに避けるのもあれだし、今宵は日本酒を飲みたい気分なので電話してみると予約時に「こちらの店は日本酒を楽しんで頂くお店なのですが、日本酒はお好きですか?」と確認をされた。

なるほど、本当に日本酒メインなのだね。荒木町の「タキギヤ」というお店もそんな感じで基本日本酒飲まない人はダメな雰囲気なのだが、この手の店を初体験する場合は感じ悪く取られてしまうこともあるかもしれない。

日本酒好きです。と伝えると「では、八寸を用意してお待ちしておりますね」とのことで、数分後に伺う。

まずはビールをグラスで頂き、ぐびっと一発。そしてすぐにお通し。

揚げ出し豆腐 - 人形町 田酔

お通し:揚げだし豆腐

初手、揚げだし豆腐。

お通しながら、この揚げ出汁は美味い。カリっとした外側の食感、出汁に染みた部分からはジュワっと優しいお出汁の味。

ん〜、ビールに合う。

いいね。いいよ。小ねぎがまたいい塩梅。

八寸 - 人形町 田酔

八寸

しばし、ビールを飲みつつ待っていると八寸の到着。

八寸は会席料理のお店ではもちろん、日本酒メインのお店でも結構出される。拙者がよく行く店だと「赤坂見附 ほたる」はレギューラーメニュー(中身は日によって)、「荒木町 松庵」なんかで出して頂く。

八寸の定義的なものは元々八寸四方の盆になんたらかんたらというらしいが、多くの店は「酒の肴をちょびっとずつ色々楽しめる盆」という感じなので、初めて行く店にあればとりあえず頼んでおいて間違いはない。

田酔さんでは9種のおつまみが出てきてなかなかのボリューム。

レアチャーシュー - 人形町 田酔

レアチャーシュー

盆の一番左端、レアなチャーシューに田楽味噌をかけたもの。

しっとりとしたレアチャーシュー。チャーシュー自体は塩か塩麹かで漬けたようなあっさりとした塩味のみでシンプルながら、そこに田楽味噌の甘塩っぱさがナイスなマッチング。

一切れが結構大きく、しっかりとしたおつまみ。

ほうれん草の胡麻和え - 人形町 田酔

ほうれん草の胡麻和え

お次はシンプルにほうれん草の胡麻和え。

ザ・お母さんの味。子供の頃は嫌いまでいかないけど、出された分しか絶対食べなかったあれ。お弁当に入ってるとガッカリしたのを覚えている。

今や酒を飲みながらだと、なんか美味いかもしれない。

個人的には飲みながらであれば胡麻和えよりも、お浸しの方が好ましい。

ナスとトマトのサラダ - 人形町 田酔

ナスとトマト

ナスとトマトのマリネ風なもの。

可もなく不可もなく、シンプルなお味。

タコともずく - 人形町 田酔

タコともずく

もずく酢にタコが入った酢の物。ジュンサイらしきものもちらほら。

酢もキツすぎず、美味しい。

拙者はもずく大好きっ子なので、嬉しいおつまみ。

鱈の蒸し物 - 人形町 田酔

鱈の蒸し物

続いてはお魚。鱈のムニエルのようなもの。

蒸した鱈にオリーブオイルとトマトソース的なものがかかっている。

さっぱりとフレッシュな美味しさありけり。

クリームチーズの粕漬け - 人形町 田酔

クリームチーズの粕漬け

こちらは定番、クリームチーズの粕漬け。

粕漬けにして濃厚さが増したクリームチーズはとろりと美味い。

ビールを平らげて、日本酒に切り替えてから一緒に食べると合う。

ちなみに、田酔さんは日本酒の鮮度をすごく気にされていて、日本酒を出した後にすぐ瓶は下げてしまうので、頼まないとラベルの写真が撮れない。

そのため、飲んだ日本酒を記録できず。

塩辛 - 人形町 田酔

イカの塩辛

珍味が続き、イカの塩辛。

肝たっぷり目で、味付けは濃すぎず薄すぎずのいい塩梅。

これまた酒に合う合う。

きゅうりとハムのサラダ - 人形町 田酔

きゅうりとハムのサラダ

珍味の後はきゅうりとハムのマカロニサラダ的なもの。

もはやきゅうりだったかも覚えてないのだが、家庭的な味。

タコとごぼうのきんぴら - 人形町 田酔

タコとごぼうのきんぴら

八寸最後はタコとごぼうのきんぴら。

七味を振ってあって、ちょっとピリ辛。これは良い。

きんぴらも地味に酒に合って美味いし、健康的なおつまみ。

これにて八寸が終了。

なかなかのボリュームでこれだけでビールと日本酒2合ぐらいいけちゃう量なのは嬉しいのだが、正直なところ全体的に安っぽいつまみという印象。

いくらのメニューかは見てないのだけど、このクオリティーでこの量であれば、量と品数を減らして良いのでもう少しクオリティーの高いつまみを食べたいところだ。

鯖へしこ - 人形町 田酔

鯖へしこ

まだまだ日本酒が飲みたりないので、ここからは自らのGOEMONチョイスで酒を進めていく。

まずはへしこ。

日本酒とへしこの相性は抜群。

熟成された旨味がギュギュッと詰まっていて、ちみちみ食いながら、一口ごとに日本酒もキュイっと飲む。

美味い。これじゃこれ。日本酒に合わせるんはこの手のつまみに限る。

青海苔とタコのさつま揚げ - 人形町 田酔

青海苔とタコのさつま揚げ

続いてはあれば絶対に頼むさつま揚げ。さつま揚げ評論家を目指す拙者は外せぬ一品。

田酔さんのさつま揚げは青海苔とタコが入っている。

ひとくち食べてみるとフワッと磯の良い香りが広がる。そのまま噛み続けると時々タコに当たり、すり身の味とタコの旨味、海苔の風味がバッチリと合う。

美味い。美味いさつま揚げだ。

大門「たかなし」で青さをすり身に練りこんであるさつま揚げを食べたことがあるが、それよりも風味がよく、タコが入っていることで旨味も強くさらに美味い。

茶豆の塩茹で - 人形町 田酔

茶豆の塩茹で

まだまだ色々食べたい気持ちはあるものの、八寸で結構お腹が膨れてしまっていたので、いったん休憩に茶豆。

味が濃く、美味しい。

日本酒もゆったり飲みつつ、お水もしっかり飲んで酔いすぎないようしばし休息。

シシトウとしらすの甘煮 - 人形町 田酔

しらすとシシトウの甘辛煮

少し休憩を挟みつつ、日本酒をあと1種類ぐらい飲んで帰るために追加で注文。しらすとシシトウの甘辛煮。

味付けは控えめで、シシトウのほんのり苦味がなんとも酒に合う。大人なつまみだ。

この手のつまみが美味いと感じるようになったのはここ数年かもしれないのだけど、自分もおっさんになったのかと思うと悲しいような少し嬉しいような。

漬物盛り合わせ - 人形町 田酔

漬物盛り合わせ

最後に黒トリュフの土鍋ご飯を食べたかったが、さすがに腹がしんどいので〆にお新香盛り合わせ。笑

ザ・日本人、お新香で日本酒1合なんて楽勝ですわ。

わさび菜、高菜、いいぶりがっこ、大根の奈良漬、きゅうりの5種盛り。

白米がめちゃくちゃ欲しくなる構成ながら、お腹が苦しいためお新香のみで。

いぶりがっこと奈良漬が特に美味しい。自家製で漬けてるのかは不明だけれども、美味いお漬物たち。

この子たちで日本酒を平らげ、本日の晩酌をフィニッシュ。

八寸から始まり、お新香で〆。結局どのぐらい日本酒を飲んだか忘れてしまったけれども、どんな味が好きか、これはどういうお酒かという説明も丁寧にしてくれて、口コミとは違い優しいお店でした。

八寸はややクオリティが気になるものの、そのあとに頼んだアラカルトは美味しかったので次からは最初からアラカルトで行こうと思います。

大変よく酔えて、良いお店でした。

ごちそうさまでした。

ではまた!

人形町 田酔割烹・小料理 / 人形町駅水天宮前駅茅場町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.4

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