なますて~ なますて~。
インドっぽいネタで冒頭の笑いを誘う文章を5分ほど考えたものの、恐ろしいほど何もアイデアが浮かばずとりあえずナマステ。
どうも、GOEMONです。
たまに食べたくなるインド料理、えげつないボリュームとゆるい感じの接客、そして絶品の料理が入り混じる不思議カテゴリー。年々インド料理の人気が増している感もあるけれども、確かに一度ちゃんとしたのを食べると月1ぐらいでは食べに行くようになっちゃう。
そんなわけでこちらに行って参りました。
サイーファ ケバブ アンド ビリヤニ
東京都 港区 六本木 4-11-8 フランセビル 1F
営業時間
毎日 :11:00~23:00 (LO.22:30)
定休日:無
インド料理屋、安定の休みなしの通し営業。ありがたや。ちゃんと交代で休めているのか気になるほど人気店は土日祝も空いている。拙者としてはありがたいが、たまには休むべし。
伺ったのは日曜の夜。平日はお客さんなど仕事関係の人と鉢合わせたくないため、六本木では飲み食いしないのだが日曜と祝日は六本木が安定。だがしかし、美味い店は定休日ということも多い中、インド料理屋は絶賛営業中。
念のため10分前ぐらいに電話をして、席を確保してから向かう。六本木交差点から銀だことタピオカ屋を越え、一蘭と松屋の建物の手前にサイーファはある。
※店名長いのでサイーファと呼びます。
店内に入ると10名ほどの団体客とインド人と思わしきお客さん達でめちゃくちゃ賑わっている。壁際の席を確保し、何を食うか決める。
インド料理はここ1,2年で好きになって食べるようになったのだが、未だに全然詳しくなく。やはりメニューを見てもどれが自分好みなのか見極めるのが難しい。
ずっと「豆のカレー」系はなんか微妙そうだなぁと思っていたけど、以前神谷町のニルワナムで「ダルフライ」なる豆系カレーを食べたらめちゃくちゃ美味くてビックリしたこともあるし、逆に美味そうと思っても自分とは合わなかったものもある。
そんなわけで頑張って選ぶのを諦め、一番上にあった「シェフの特製チキンカレー」をチョイスし、他の諸々を注文。
ドリンクはグァバジュース。さっぱりと美味い。タイ料理屋でもグァバジュース安定。
昔自販機でグァバジュースを売ってる所がちらほらあった気がするのだけど、最近はコンビニでもスーパーでもほとんど見かけなくなってしまった。たまに飲みたい。
マサラパパド
ジュースの後にこちらが到着。マサラパパド、というらしくインドの定番前菜だそうだ。これはお通しというかサービスというか、そういうやつ。
スっと置いてサっと店員さんが居なくなってしまたので、最初は間違えて持ってきちゃったのかと思ったのだが、周りを見てみるとどのテーブルにもありお通しと判断。
そのまま食べるのか何かを乗せるものかわからず、しばし周りを観察。ほぅ、そのまま食べるのだな。
パリっと手で割って食べてみる。あら、素朴な味。
生地自体はぱりぱりの素朴な甘さ、そこにレモン汁やらスパイスで味付けのされたキュウリ、トマト、玉ネギが乗っていて、これがさっぱりとして美味い。
タンドリージンガ
続いてはカレーの前に海老の到着。メニュー名はタンドリージンガ。ぶりんぶりんの車海老をタンドリータンドリーしちゃってもう凄いやつ。
緑のソースはチャトニというらしく、これまたインド料理の定番ソース。サモサとかタンドールのような揚げ物にはこれをかけて頂く事が多いそう。ヨーグルト、ミントの葉、スパイス各種をミキサーにかけてこうなる。
そのチャトニをとろ~っとかけ、車海老をひとくでバフん!
美味いッ!
ぶりんぶりんのばゆんばゆん。
いやはや、これはめちゃくちゃ美味い。お鮨でも車海老は大好きだが、これまた車海老の能力の高さかつ、インド料理の美味さ。
チャトニはミントの風味はあまり感じないが、美味い。普通の海老フライとかにタルタルソースっぽく使ったら、どんな感じになるのか凄く気になる。
シェフ特製チキンカレー
海老を食べ終わり、しばし待つとカレーの到着。これがシェフ特製のチキンカレーか。
正直、思ってたのと違う。笑 もっとこう、いわゆるカレーっぽい見た目を想像していたのだが、見てわかる通りほとんど汁っ気がなくなんか独特。
これはどうなんだ。吉と出るか凶と出るか。
チャパティ
カレーに合わせるのはチャパティ。今宵はナンではなく、チャパティにした。いつもナンだとお腹がパンパンになり過ぎて辛いので、絶対量を減らすための施策。
チャパティーにカレーを乗せる。すごい。今まで食べたカレーとは一線を画すものだ。拙者が知っているあのカレールーの部分がほとんどなく、ほろほろのチキンのほぐし身にカレーがまとまわり付いている。
言うなれば、これはチキンカレーではなく、カレーチキンだ。
そのカレーチキンをチャパティに挟んで一口。
おぉぉ。
めっちゃうめぇ。
心配して損した。ルーの心配なんていらなかった。ほろほろチキンがカレーを全身にまとってかなりスパイシーな味。インド料理初心者のため、なんのスパイスがどうこうはわからないのだけど、もうマサラ。たぶんマサラ。だいたいこの味来たらマサラでしょ、ってぐらいマサラ感がする。美味い。
赤系の辛さはそれほど感じないけど、香辛料の辛さがなかなかのもの。そしてやはりチキンが凄い。柔らかくてホロりなチキンが美味い。
日本のご飯に乗せて丼にしても美味そうなカレーチキンだ。
ラムビリヤニ
チキンを楽しんでいるところで、ビリヤニも到着。カレーをチキンにしたので、ビリヤニはラムで。
インド料理屋に来たらビリヤニは外せない拙者。どの店もボリューミーだが、サイーファもご多分にもれず、かなりのボリューム。
テーブルに到着した瞬間からスパイシーな香りが良い。まずは一口。
ん~、美味い。このスパイシーなご飯がたまらない。食べれば食べるほど病みつきになる。
ライタ
ビリヤニ付いてくるヨーグルトサラダ、ライタ。これと一緒に食べるとさらに美味い。
初めてビリヤニを食べた時、これが何なのかわからず戸惑ったものだ。
皿にビリヤニを盛り、ライタをかける。
スパイシーなご飯にライタが合わさると、少しマイルドになりつつさっぱりとして美味い。何も付けずに一口二口、ライタをかけて一口。こんなペースで食べ進める。
ビリヤニの中に隠れているラム肉、マトンも柔らかくて美味しい。インド料理の肉はヨーグルトに漬け込んだりなんだりで、ほろほろと柔らかい仕上がりがたまらない。
カレーもチャパティもビリヤニも食べ進めつつ、こんなコラボレーションまで。ビリヤニにライタをかけ、そこへカレーを乗せる。
カレーライスならぬ、カレービリヤニ。これまた美味い。
インド人の方はこうやって食べるのかわからぬが、日本人の拙者、やはり米とカレーがあれば合わせずにはいられない。
そんなこんなで、2人で食べ進め、最後は満腹で完食。
あとから知ったのだけど、カレーとかナンは余ったら持ち帰り用に詰めてくれるらしいから、多めに頼んでも次の日に食べれるから安心。
会計も安定のインド料理屋の安さで2人で5,000円ちょっと。この美味さとボリュームでこの値段、ハイコスパ。
ランチは1,000円ぐらいで色々楽しめるらしいので、そちらもオススメ。混んでそうだけど。
というわけで、インド料理がますます好きになる晩飯でした。ご馳走様でした。
ではまた!
サイーファ ケバブ アンド ビリヤニ (インド料理 / 六本木駅、乃木坂駅、六本木一丁目駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6