2記事書いては半年休み、3記事書いては8ヶ月更新が止まる。そんなこんなを繰り返し早2年。ついにやる気に満ち溢れたGOEMON、まさかの9日連続更新です。
いやはや、一度ペースを作ると意外といけるもんですね。この調子で可能であれば毎日投稿、無理でも週に2,3回は更新できるよう頑張りたいところです。更新が続く限り是非楽しんで読んでもらえると嬉しいです。
さて、今宵は四ツ谷 三栄町にあります「後楽寿司 やす秀」です。
後楽寿司 やす秀
東京都新宿区三栄町18-10
営業時間
17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
営業日:月~土・月末最終日曜
定休日:日曜・祝日
一昨年少しの距離で移転して、隠れ家的な一軒家のお店。本格的な江戸前鮨が頂ける拙者が一番好きなお鮨屋さんです。
品数が凄いので前置きはそこそこに出てきた順にさっそくいきましょう。(ちなみにこの回は冬に行ったものです。更新が遅すぎて溜まってますw)
まずはビールを中瓶で頼み、晩酌スタート。
初手、平目。
お好みで自家製の煎り酒かポン酢で頂く。ポン酢や塩で食べても美味しいが、美味い白身は煎り酒で食べるとなお旨味が引き立つ。平目の甘みがじんわり。
お次は煮ダコ。
これでもか!というぐらい柔らかくなったタコ。味付けは控えめであっさり。さっくりと歯切れよく美味い。わさびをちょぴっと付けるとなお良し。
続いて珍しきこちら。
この日のサプライズ第一弾、生シャコの刺身。シャコは茹でたものしか食べたことがなかったので生は初。
塩をほんの少しだけ付けて食べてみる。美味い。甘海老や縞海老のような甘さと食感。けど、海老よりもあっさりしてる。
生臭さもなく想像以上に後味がさっぱり。美味しい。これはなかなか味わえない。
生シャコで驚いた次は香箱ガニ(セイコ蟹)。来ました、この短い時期しか食べられない最強の一品。
つぶつぶな卵と甘いカニ身がめちゃくちゃに美味い。美味いしか言えない。
ほぐし身と足の一本はカニ酢でいただく。これまたカニと酢の合うこと。美味しい。
さらに悶絶級が続く、ブリ。
脂が乗ってきてやっとブリが出てくる時期に。お醤油に付けると醤油皿にブリの脂がじんわり広がる。
口に入れるとブリの甘みと脂がとろりん。うんまい。
インパクト強めな3品が続いたところで焼き物、本ししゃも。
可愛いお口をした本ししゃもさん。
味がしっかりしていて、これだけで立派な一品。頭から丸かじりして尻尾まで美味しく頂く。
パサつきやもそもそ感なく、良きししゃも。
カツオのお刺身。今宵は砂ずり部分も。カツオとは思えぬほど脂が乗った美味しい部分。こちらもあまり食べれることがないので大事に頂く。
もともとカツオが好きだけども、この砂ずり部分はさらに美味い。
ここらでいったん箸休め、もずく酢。
このもずくも何気ないけど美味い。普通のスーパーのもずくもたまに買うし、あれはあれで美味いとは思がやっぱり酢がキツくてむせるしもずく自体が美味いというよりあの酸っぱさの印象しかない。がしかし、鮨屋のもずく酢はやはり酢が美味い。
ここからは握りに。すでに相当数うまいものを食べているが、ここからが握り。すごい。
ちなみに「やす秀」さんのご飯は釜で炊いている。初期の頃は水分量だったり火加減だったりと大変な苦労だったそうだが今ではすっかり慣れたようで赤酢の酢飯が抜群に美味い。
まずはスミイカ。気持~ちいつもより薄目に切ってあるのだろうか。コリコリ食感の後のとろ~り。イカの甘みと酢飯の酸味が良き。スミイカは薄めの方が歯切れよく美味いかもしれない。
カワハギの握り、肝入り。肝乗せではなく、肝入り。酢飯と鮨種の間に肝と万能ねぎが入っている。いつからか肝乗せではなく中に入れての握りとなったのだが、これが美味い。
この方が酢飯と肝がよく合わさるし、美味しい。これまた外せないレギュラー一貫。
脂の乗ったブリを出汁しゃぶしゃぶし、レアな状態でポン酢と鬼おろしで頂く。
お刺身も美味いけれども、しゃぶしゃぶするとさらに甘みが引き立つ。ノリノリな脂をポン酢がさっぱりとしてくれて相性も抜群。めちゃ美味い。
写真では伝え切れないが残念で仕方がないが恐ろしく美味い。これだけ食べている間の一品だが、2週間入院した後のダブルチーズバーガーを越す勢いで美味い。どうにか伝えたいこの思い、プライスレス。
第一声「ぶあついっ!」
とっても肉厚なサヨリの握り。サヨリは結構淡泊であっさりしてるものだと思ってたけど、大物なサヨリは脂も乗っているし、歯切れのよい食感もする。
これまた新しい発見で美味しく楽しい。
ここでマグロの赤身漬け。
今宵も美味しい鮪。ここまで全部美味しかったけど、やっぱりこの赤身の漬けが一番好き。おつまみも他の握りも美味いけど、なんと言ってもこれ。
赤酢のシャリとの抜群の相性!絶品!
お次は中トロ。今宵は赤身に近い中トロ。トロットロの中トロよりも赤身に近い方が好みかもしれない。
キレイな見た目と程よいトロの脂でこれまた美味。
大好きなコハダの握り。今宵も〆加減も絶妙でとっても美味しい。
結構しっかりめな酢飯なのだが、そこへさらに酢〆の鮨種が合わさっても美味さが増す。なんなんだろう。1+1は2のまま。美味い。
ここで茶碗蒸しの登場。今宵は海苔の茶碗蒸し。
シンプルに出汁と海苔の茶碗蒸しなのだが、磯の香りが良く美味い。
大きく立派な煮ハマグリの握り。こちらも来たら絶対食べたい一貫。
甘いツメがかかった煮ハマはくにゅくにゅと噛んでいくとジュワジュワとハマグリの旨味が滲み出てくる。
大きくてやや顎が疲れるがそんなことどうでも良くなるぐらいめちゃくちゃ美味しい。
ひんやりとした温度の鯵の握り。大衆的な魚だけど、しっかりと美味い。珍しい魚、高級魚だけでなく鯵やイワシ、秋刀魚など大衆的な魚でも絶品。
鯵、美味いです。
握りもかなり出てきているのでそろそろ終盤の握り達へ、バフンウニの握り。美味い。
濃厚なウニの甘みとキリっとした酢飯が合わさってウニがさらに美味しく感じる。やす秀さんの酢飯が大好きなのだけど、この酢飯にはムラサキやアカウニよりもバフンウニが合う気がする。めちゃ美味。
続いては蒸し鮨、のどぐろの握り。
塩をぱらぱらっと振りかけて頂く。お箸でつまんだ瞬間にホロホロと崩れてしまいそうなぐらいフワッと蒸し上がってる。
口に入れた瞬間白身がじゅわ~っと溶けるような美味い脂が大量に。でも、これだけ脂がのってるのにくどくない。魚だけどジューシーで美味。
写真でも存分に伝わるこの脂のノリ、尋常じゃない。のどくろさん、めっちゃ汗かいてますよ!ってぐらいジューシー。
かわいいイクラのミニ丼。ぷちぷちぷちぷちぷち、ウマッ。
女子が喜ぶのはもちろんだが、こんなのお兄さん、おじさんも喜んじゃうに決まってる。一瞬にしてぺろり。
刺身でも頂いたカツオを握りでも。
美味しい砂ずりに近い部分なのでカツオの赤身部分と脂身が良い具合に。カツオの握り史上一番美味かった。
今宵も立派な車海老の握り。ぶりんぶりんの身と酢飯を大きな口を開けて一気に頬張る。お口の小さなレディは半分に切ってもらうと良い。
ごりゅごりゅとした食感の海老と酢飯が絶妙に美味い。それと同時に鼻から抜ける海老の風味がまた良い。この後の風味で日本酒半合いけちゃう。
そろそろ終盤と言いつつ、俄然美味い握りが続いている。こちらはさわらの握り。
さわらは藁でいぶしてあってなんともいい香り。旨味が引き立ってこれまた美味い。
開店前に大将が店前でいぶしているそう。通報に注意。笑
こちらも外せない一貫、穴子の握り。
なにやら今年の中で一番いいアナゴとのこと。ふわっとろで脂の多いアナゴ。淡泊な穴子を塩で頂くが好きな人も居るけども、個人的に煮穴子は脂がのっててふわとろなのに甘いツメが好き。
いつもめちゃくちゃ美味いけど、今宵のアナゴは確かにさらに美味い。ふわふわとろとろ。肉厚で身がしっかりしてるけど脂もかなりのってる。とろっと酢飯と合わさってもう悶絶もんの美味さ。
写真でおわかりの通りトロの比率がえげつない、トロ巻き。笑
口に入れた瞬間ほぼトロ。一口で食べきれずに噛み切ろうとするとトロがこぼれまくって大変になるほどの量。
もうお腹いっぱいでも美味しく食べれるラストの巻物。贅沢なトロ巻きで握りフィニッシュ。美味かった。
上記で全ての品が終了。今宵も美味いしお腹いっぱいだし酔っ払ったしで素晴らしい晩飯でした。ごちそうさまでした。
(頂いた日本酒はメモしてあるもののちょっと記事長すぎて書く気力残ってないため、訪問記ではなく日本酒タブに今度載せておきます)
ではまた!
3700文字越え、鮨記事、大変。笑
後楽寿司 やす秀 (寿司 / 四谷三丁目駅、曙橋駅、四ツ谷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3