iPhoneの顔認証を真顔で解除。通話アプリを開いて「あおい」と入力。
電話をかけ
拙者「今からいける?」
あおい「はい、大丈夫ですよ~」
ってわけで、赤坂の良い女と見せかけて鮨です、な店はこちら。
赤坂 鮨葵
東京都港区赤坂5-4-14 ベルテンポ赤坂 2F
16::00~24:00(LO.23:00)
日曜営業
引用:食べログ
西麻布に元々お店があり、昨年の夏に赤坂店もオープン。かれこれ6,7回目ぐらいの訪問。毎度鮨は一人で食べに行くのがほとんどなのだけど、こちらも一人でしか入ったことがない。
月火木あたりであれば当日一人でも早い時間で入れたりする。席数が他の店に比べて多くて、職人さんも数名で対応してくれるので安心のキャパ。
オープン当初はコースが1つだったけど、最近は2つのコースから選べるようになってる。だいたい値段が決まってない店が多い中で葵さんは金額が決まってるので予算が決まってる方にも安心安全のコース設計。
そんなわけで今宵も特上の方でスタートです。
まずはシジミ汁を酒の前にきゅいっと頂くお決まりの流れ。そして瓶ビール(アサヒ)を頼んで一口付けたあたりでドドン!
中トロの握り
初手、中トロの握り。
前回(数か月前)までは大トロスタートだったのだが、今宵は中トロスタート。
美味いのを最初に食べたいじゃないですか^^ 思想によるトロ握りスタート。
ペコペコなお腹に染みわたるトロの脂、唾液がとまらないジュルリ。
ビールも進んじゃって一貫で瓶ビール半分を滅ぼす。
突き出し
前菜は手前左から反時計回りに芽キャベツ、サトイモ、カブ、銀杏と豆腐。
芽キャベツ、銀杏、サトイモはほんのり塩での味付け。芽キャベツってあんまり食べること無いけど甘くて美味しいのね。サトイモが意外とビールと合う。
カツオ
カツオのお刺身。上にかかってるのはジュレと茗荷、胡麻。ジュレは酸味あったけどポン酢ジュレかな?
カニ身の上にカニジュレを出すのが葵さんで定番なのだが、ジュレ力高い。
玉ネギのすりおろしと醤油で頂くのも美味しいけど、これもさっぱりして美味しい。
小肌の握り
つまみ数品の後は早速握りに。
まずは小肌から。葵の握りは全体的に酢飯(シャリ)は小さめ。小肌とちょうどいいサイズ感。
〆具合もよく美味しい。上に乗ってるおぼろがまた良い。
おぼろ無くても美味いと思うけど、あるとさらに美味さ引き立つ。
墨烏賊の握り
続いてはスミイカ。
上に乗っているのはカラスミ。コリっとした食感、サクりとした歯切れの後にとろりとしたイカの甘み。美味い。
イカは小さい握りに合いますな。
ブリの漬けの握り
寒くなってくると嬉しいことのひとつ、ブリ。
漬けにしたものを握りで頂く。上にちょこんと柚子胡椒。
漬かって濃厚さが増したブリの甘みにピリっと柚子胡椒が効いてこれまた美味い。やっぱりブリ好き。
タコの柔らか煮
甘いツメがかかった煮タコさん。
葵さんのタコは比較的しっかりめな味付けと食感。噛むとジワジワとタコの旨味が出てくる。
煮て少し冷まして時間置いてあるっぽいのだけど、その方が味が染みて美味いかもしれん。相当好きなタコ味でした。
ズワイガニとイクラの小丼
イクラの小丼がパワーアップして、ズワイガニがプラスされていた。
こりゃもう女子キャピキャピ言って喜んじゃうやつ。拙者は男だけどちょっとだけキャピっちゃったもんね。
いつか1合ぐらいこの丼食べたいね。
さわらの幽庵焼き
今宵の焼き物はさわらの幽庵焼き。
幽庵焼きって名前は知ってるけどどういうのか調べたことなく調べた所、醤油、みりん、酒のタレに柑橘系のゆずとかの輪切りを入れて漬けた後に焼くらしい。
西京焼きとか照り焼きみたいに上から塗らずに漬けてるからか、旨味引き出し系。噛むとじんわり染みだしてくる感じが美味い。
付け合わせはワサビ菜。握りの途中で優しい味の焼き魚。日本酒が進む進む。
ウニの食べ比べ
そしてここでウニの登場。左からバフン、ムラサキ、無添加のバフンウニ。
無添加の生ウニは日によってあるかないかは運次第。日によっては産地別で数種類食べ比べしたりとその時々で楽しめるようになってる模様。
バフンウニ
ねっとり濃厚なコクが美味いバフン。
やはり海苔なしで酢飯と合わせるならばバフン最強か。
ムラサキウニ
バフンよりもさっぱりとしているムラサキ。
磯の風味と塩味がなんとも美味い。
無添加バフンウニ(生ウニ)
無添加の生ウニ。見た目からして水水しいのだけども、食べるとやはり美味い!
左から順に食べておいて良かったと思うほどこれが一番美味い。1ミリもクセなくクリーンなウニの味。いくらでも食べれちゃう。
車海老の握り
生ウニの美味さに感動した後、車海老の握り。
やや小ぶりだけどもしっかりと海老の旨味。ごりゅごりゅとした食感が良き。
欲を言えばもっと大きいぶりんぶりんな海老も食いたい!
平目の握り
平目は昆布締めを握りで頂く。
控えめな白酢の酢飯と平目のほんのりとした白身の旨味がなんとも上品。
合間に平目は贅沢な小休止感。
かますの握り
あまり見かけないカマスの握り。
この握りは醤油ではなく煎り酒が塗ってある。玉ネギのみじん切りと一緒に食べるとカマス独特の風味とそれを引き出す煎り酒の良い仕事感。
江戸前鮨ということでしっかり煎り酒も用意してあるb
鮪 赤身漬けの握り
赤赤としている赤身の漬け。拙者が一番好きな鮨種。
少し控えめな漬け具合、低めな温度。これまた美味しい。
赤身は漬けにするとなんでこんな美味しくなっちゃうんだろね。一緒に漬かりたい。
白子の茶碗蒸し
今宵の茶碗蒸しは白子。シンプルな茶碗蒸しにとろりとした白子。
口の中で合わさると濃厚茶碗蒸しの完成。
白子を茶碗蒸しの中で崩して食べるか、一気に頬張ってしまうか悩んだけど一気に食べちゃった。粋な一品。
トロタク巻き
巻物界最強のトロたく。
ちょっとワサビ多めぐらいがちょうどいい。
終盤に出すのが通例の巻物だけども、トロたくはお腹いっぱいでも一本食えちゃいそうになる。
沢庵ってなんやかんや日本人好きだよね。その沢庵とトロが合わさって海苔巻いちゃってるんだからそりゃもう美味い。
大トロの握り
ここで大トロの登場。
上には柚子胡椒。一瞬炙ってあるのかな?こちらは赤酢の酢飯で頂く。
トロの脂じゅわ~っと来たところにピリリと柚子胡椒。美味。
穴子の握り
皆大好き穴子先生。左をツメ、右を塩で頂く。
塩から食べた方がいいかも。やはり穴子は甘いツメで食べるのに慣れてるからまだまだツメ派。塩も美味しいけど。
拙者はやはりコッテリ煮穴子あまあまツメ派。
小肌の握り
さて、アナゴの後は最後にかんぴょう巻きで終わりとのことだったので、お好み追加を少し。
美味しかった小肌をまずは追加。
やはり〆加減の良い小肌は何巻でも食べれちゃう。美味い。海老のおぼろもナイスワーク。
ブリの漬けの握り
こちらもリピート追加。
大好きなブリを漬けの握りで。鮪もそうだけど漬けってすごいね。
んでもって柚子胡椒が合うねこれ。美味い。
かんぴょう手巻き
最後はかんぴょうを自分で巻く手巻き鮨。
たっぷりのかんぴょうが口に入りきらないほどの量。
細巻きとは違ってパリパリなままの海苔で風味が良い。鼻からも口の中からも磯の香りがぶわっと来る。かんぴょう巻きも好物。
プリン
最後はデザートのプリンでさっぱりと口直しして、フィニッシュ!
濃いめの焦がし風味カラメルが良き。
というわけで今宵も満足なお鮨でした。
握り12貫、小丼4つ(いくらとウニ3)、巻物2つに前菜などなど。
つまみは他店に比べるとやや少ないかもしれないけど、握りの種類とクオリティー、そしてコスパが抜群。
強いて言うなら日本酒の種類が増えると嬉しい! |д゚)チラッ
デートでも接待でも一人でも、使い勝手のよい良き鮨屋さん。ご馳走さまでした。
夜総合点★★★☆☆ 3.7