GOEMONお馴染み、かなりの頻度で入る土曜日の人形町での仕事。今宵は3連休の祝日(月曜日)に人形町で仕事が入り、社員氏と2人で出動。仕事の途中から徐々に今日の飯どうするよという話ばかりをしていたものの、今日祝日だしなぁ。と中々決めきれず。
行きたいお店何件かの営業日を見るがやはりやっていない所がほとんど。仕事を終えて、ひとまず神田のルノアールで作戦会議。結局、行きたい店は全滅だったので現在地から近くて食べログ点数高めから攻めていくことにしたところ、すぐそこにあるではありませんか。
俺の魚を食ってみろ!神田本店
東京都千代田区内神田3-19-10 ソーシアルビル B1F
営業時間
【月~金】17:00~23:30(L.O.22:30)
【土・日・祝日】16:00~23:00(LO22:00)
神田駅前すぐの海鮮居酒屋。訪れたのは半年以上前なのだがその時は食べログ3.5ちょっとだったが今は3.44な模様。念のため電話をして席を確保し、電話から2分程度で到着。
広い店内は祝日だけどもなかなか人でにぎわっている。お隣のグループはスーツを着た5人組、お主も祝日出勤かと妙な親近感に駆られながらメニューに目を通す。
メニューは基本的な海鮮居酒屋のメニューと大差はない。壁に貼られた張り紙には名物らしき刺身盛りがあったのでそれといくつかのつまみを注文してスタート。
しじみ汁
お通しはしじみ汁。海鮮ではよくあるお通しパターンだけど、飲む前にしじみ汁はありがたや。空っぽの胃袋にじんわり広がる温かい汁。美味い。
しじみ汁を一瞬で飲み干し、すかさずビールで乾杯。しばし待つと一品目の到着。
炙り〆鯖
〆鯖がテーブルに到着すると、目の前でガスバーナーぶぉぉぉぉおっと炙ってくれるスタイル。香ばしい匂いがテーブルに充満。男二人で来ていたので上手いリアクションできず真顔で凝視。笑
結構なボリュームで3,4人で頼むのにちょうどいい量。脂も乗っていてシンプルに美味い〆鯖の炙り。良き。
ポテサラ
ポテサラは日替わりみたいで、この日は上に刻みネギとトロの叩きが乗っていた。それを小分け袋に入った味付け海苔で巻いて食べるというもの。
やや味が濃く、拙者的には普通のポテサラでいいのではないかと思った一品。
刺身盛合わせ!玉手箱
こちらのお店の名物っぽい玉手箱に入ったお刺身盛合わせ。まさかの玉手箱の写真を撮っていなくて申し訳ないのだが、開けるとドライアイスがモクモクと玉手箱雰囲気を出してくれる。
炙り〆鯖といい、刺身盛りといい、こういったパフォーマンスが人気なようだ。
この日の刺身盛りはアオリイカ、ブリ、ヒラメ、鮪(赤身)、真鯛、カンパチ、ボタン海老という構成。これで780円なので中々のコスパだ。
白身は煎り酒で頂く。
真鯛の刺身
真鯛と平目を煎り酒で頂く。が、残念ながら煎り酒は市販のもので妙に下に残るアルコール感と酸味が強く、拙者的にはこれであれば醤油で食べた方が美味しいかと思う。
ブリの刺身
ブリは脂のノリも良くシンプルに美味い。やっぱり冬はブリが欠かせない。
鮪 赤身の刺身
鮪の赤身。鮨屋でも海鮮居酒屋でも鮪は欠くことのでかないお魚。780円の盛り合わせながら、これまた美味い。
平目とカンパチ、イカはやや水っぽくて微妙だったのだが、マグロとブリは満足の美味さ。
タコの唐揚げ
おおよそのクオリティを把握したところ、ここからは安全路線を辿ろうと決意。つまるところ、生ものではなく揚げ物か焼き物である。
というわけでタコの唐揚げ。
うむ、これは安定。こりこりの吸盤が美味い。ビールも進むしいいつまみ。
あさりの酒蒸し
タコの唐揚げと同時にいくつか頼んだのだが、なかなか来ず、ビールとレモンサワーをたらふく飲んで酔っ払って来たので一旦お酒を中断し汁もの、酒蒸しを追加。
小鍋に入って出てきて、自分で取り分けるスタイル。バターが入っているので結構こってりな酒蒸し。
あさりの出汁が美味い。
そして恐怖はここからだった。笑
ゆったりと酒蒸しを食らいながらほっこり。胃が落ち着き、汁も飲み干し、あさりの身を丁寧に喰らう。
お酒を再開し再度ビールから始める。ビールが到着。談笑しながらしばし待つ。
なかなか来ない。
あさりの殻に付いた貝柱を剥がし始める。貝柱って貝の裏側こすると取りやすくなるんよ。えー何それ初めて聞いた。こすこすこす。あ、まじだ。すげぇ。でしょー。
カランッ
あさりの貝が皿に置かれていく。
こすこすこすこす
カランッ
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「あれ、これ誰か頼んだっけ?」
「いや、頼んでないと思うよ」
隣から聞こえる声。ふと見てみると、そこには牡蠣フライとカマ焼きが。
なんてこった、お間違えお隣到着である。
あれは拙者たちが頼んでやつだと思い、店員さんとお隣組に
「あ、それこっちのだと思うんで貰っちゃいますよー」
と伝えると
お隣さん「カキフライはひとつ手付けちゃったからカキフライは注文したことにして貰うよ!」
とのことで、じゃあカマ焼きだけ貰っちゃいますね~と店員さんに伝えると
店員「いえ!新しいのお出しします!」
拙者「いや、全然気にしないんでそれでいいですよ!」
店員「いえ、すぐ作り直すのでお待ちください!」
・・・
・・
・
なんやそのこだわり。すでにタコの唐揚げからこの時点で40分程度経過。社員氏と顔を見合わせ
拙者「あ、じゃあそれ料金入れておいて良いのでお会計お願いします」
店員「すぐ作り直しますのでちょっとだけ待ってください!」
スタタタタッ
嘘だ、嘘だろ。もう良いと言っているのになぜ頑張る。なぜなんだ。料金は払うと言っているのになんなんだその頑張り。そこのストイックさはどこから生まれてきた。そんなに拙者にカキフライとカマ焼きを食わせたいのか。
数年ぶりに会ったおばあちゃんのような色々食べさせたい症候群をあの若い店員さんは持ち合わせているとでもいうのか!?
なぜなんだ、なぜ帰らせてくれないんだ。
待ち時間でかなり飲んだし結構帰りたくなって来てしまっていたのでマジで店を出たい。そんな思いとは裏腹に店員さんは走り去っていった。
そして店員さんは戻ることなくさらに20分後。
カキフライ
カキフライの登場。
衣が厚めだが美味いには美味いさ。
本日のカマ焼き
さらにカマ焼きの登場。
うむ、これは塩辛すぎて食えねぇ。1時間待ちバイアスを抜いてもこれは食えねぇ。
iPhoneの写真の履歴を見ると凄いことに本当にタコ唐揚げからカキフライまでがピッタリ1時間。笑 注文の間違えはよくあることだから別に良いのだが、会計してくれって言ってるかつ、料金入れて良いって言ってるのに対応してくれないのは謎である。
カマ焼きは結局お残しして、すぐにお会計。間違いと謎対応のバイアスを抜いても料理の味的には美味いものもあれば微妙なものも半分ぐらいといったところ。すしざんまいの方が圧倒的にコスパは高いと思われる。
さて、すっかりテンションが下がり、たらふく飲んだはずだが酔いも冷めてしまったので近場の「餃子いってん」に移動。以前にも行ったことのある安定の餃子屋さん。
塩ピー
気を取り直して塩ピー。塩昆布とピーマン千切り。
これや、これぐらい簡易だけど普通にウマいのが食いたかったんだ。
肉もやし
ボイルしたもやしに肉味噌。
これや、これぐらい簡易だけど普通に美味くて何も考えず酒が飲めるつまみが欲しかったんや。
しそ餃子
しその入った餃子。これを特製の味噌ダレに付けて食べる。
結構食ってきたハズなのに全然いける。美味い。
特に味噌ダレ、このタレが美味い。
水餃子
せっかくだから水餃子も。こちらは特製の辛ダレに付けて食べる。
この辛ダレが山椒バッチリのビリビリ系で結構辛い。お腹いっぱいのハズだけど辛さで食欲復活、ビールも進む。
そんなこんなで結局ビールとチューハイどんだけ飲んだかわからないぐらい飲んでしまった祝日。
いやはや、チェーンや安居酒屋が悪いと言うわけでもないし拙者も行くことはあるけれど、やっぱり問題が起こる確率が高いし問題が起こった際の解決能力は厳しいものがあるから行くのためらってしまう。10席程度の個人店だとミスもほとんどないし、あってもすぐに融通利くことが多いしね。
特に拙者、一緒にいった社員氏にもよく言われるのだが引いてしまう人間なのです。道端で変な人に声をかけられたり、間違えた注文が来たり行ったりという確率が尋常じゃなく高いのです。笑
直近だと大手町のデカイ交差点のランチ時、100人近く居るであろう人込みを掻い潜ってこっちに向かってくる奴がいるなぁと思ったら拙者に声をかけて来て
「今論文書いててインタビューさせてもらってもいいですか!」と言われたのだが、社員氏はもう爆笑ですよ。
100人近く居て他の誰にも声をかけずに真っ先に狙いを定めて拙者に突っ込んできたのはなんなんだ。話しかけてOKオーラが出ているのか? とりあえずすぐ終わるなら良いですよ。と言ったのだが、内容が
大学生「都内のスポーツ施設はよく利用されますか?」
拙者「いやぁ全く使わないね」
大学「ありがとうございます!」
声かける狙いを変えるのだ、青年。その質問なら男は腹を見て声かけてけ、腹を。
さらに後日、赤坂で飯を食う前にセブンでウコンを買ってコンビニ前で飲んでると外人3人組がとことこ。
Hi, you know good TeppanYaki restaurant around here?
知らんがな。このシーズンに良い鉄板焼き当日入れんぞ。鉄板焼き食いたいなら六本木行くのじゃフォーリナーよ。
しまいに一番ヤバいのは六本木ドンキから裏道を歩いて帰ってたらおばあちゃん用のキャリーケースみたなのを2つ押しながら歩く腰の曲がったばあちゃんが反対側から歩いてきて、すれ違いざまにピタっと止まって
「すいません~」
めちゃくちゃビックリしてそちらを向くと
「わたし絵を書いてまして、見て頂いて気に入ったら100円でも1000円でも10,000円でもいいので買ってくれませんかね」
こわっ。暗い裏路地でホームレスばあちゃんに声かけられて金せがまれるのめっちゃ怖いよ。下手したら怖くて金払っちゃって恐喝だよ。
身長差40センチぐらいあったけど、速攻走って逃げたよ。今になってちょっと絵を見てみたい欲に駆られてるけど多分絵なんて書いてない気もしているよ。
今年1番鳥肌立ったね。もうその怖さをウリにしてYouTubeで六本木裏道ホラードッキリチャンネル作ったらそこそこ人気出そうだよ。逆に頑張れ、ばあちゃん頑張れ。
そんなこんなで引きの強い拙者、書き始めると止まらなくなるクセのおかげで4,000文字越え。くだらぬ文章にお付き合いいただき、今宵もありがとうございました。ご馳走様でした。
ではまた!
俺の魚を食ってみろ!! 神田本店 (居酒屋 / 神田駅、淡路町駅、新日本橋駅)
夜総合点★★☆☆☆ 2.9