山王下から赤坂ビックカメラまでの通り、毎日歩いてもまだまだ知らない店がある。一本横の通りに入ればまた違った店がズラり。馴染みの店に行くか、四ッ谷に行くか、新規開拓するか。はたまた六本木に帰ってしまうか。
今宵も飲む場所を求めさまよっていると、それは突然現れた。
The time for “Craft Doburoku” has come. – GOEMON, United Nations Conference on Drinking
=「クラフトどぶろくの時代が来た!」国際連合飲兵衛会議 議長 五右衛門
というわけで、こちらの看板に引かれてやって来ました。
自家製どぶろくと魚料理 酒肴ほたる
東京都港区赤坂3-19-1 東京農村2F
【月〜金】17:00-23:30(LO22:30)
【土】17:00-23:00(LO22:00)
引用:食べログ
今年の8月にオープンしたばかり。拙者は9月に初めて訪問。10月と11月に1度ずつで計3回ちゃっかりお邪魔してます。
看板もコピーもなかなかそそりますな。まんまと釣られて突撃してしまいました。
店内はL字カウンターにテーブル席がいくつかと個室がひとつ。一人客はカウンターでしっぽりと飲んでいて、テーブル席はわいわいと酒好きな飲み会勢という構図。
自家製のどぶろくが置いてあるという珍しさもありお酒好きな人がやはり多そうな印象。
自家製どぶろく
これがそのどぶろく。正直拙者、どぶろくってもの自体知らなかったよ。
ストレートの他に割って飲めたり色々と。ほんのりとお米の甘みで意外とさっぱり。名前からして、めちゃくちゃ度数高い酒かと思ってたのだけど、美味い純米酒とマッコリの中間というかそれをもっと上品なスッキリさにした感じというか。とりあえず日本酒もマッコリも好きだったら好きだと思う。
まずはストレートで飲んでみるのがオススメとのこと。
地魚のなめろう
メニューは日替わりでその日に入った魚によって変わるっぽいのだけど、この日のファーストチョイスはなめろう。
記憶が曖昧だけど秋刀魚のなめろうだったかな?味濃すぎず、足りなくもなく、ちょうどいい塩梅。お洒落になめろうを囲む酢味噌がまた良い組み合わせ。
どぶろくとの相性も良し。
さつま揚げ
さつま揚げ評論家として避けては通れない注文。
今宵のさつま揚げはふわっふわもっちり系。 自家製のさつま揚げということで、出来立てのアツアツで油をペーパーが吸いながらの登場。
ふわふわでありながらも良き弾力があってちょびちょび入ってる海老だか蟹だかの甲殻類っぽい風味も感じるぞ! ふわふわ系さつま揚げ、おそるべし美味さ。
ふわもち系さつま揚げとしてはトップクラスの美味しさ。
からすみ
お次はからすみ。からすみって言うと干して硬くなったアレは鮨屋さんで食べるけども、生のからすみは食べたこと無かったかも。
大根に乗せて一緒に食べる。ほほぅ。やはりそこまで味が濃く出てくるわけではないけど、いつものカラスミのポテンシャルを感じる。生はアレをもっと薄くして魚の卵感もほんのりするような味。
秋刀魚の塩焼き
またまたやってきた秋刀魚。毎日食べても飽きない。
メニューに「秋刀魚」と書いてあったら迷わず注文。これに限る。最近は一夜干し、刺身、握りと食ってきたのでそのまま塩焼き。
ハラワタも目ん玉も全部食ってやりました。秋刀魚、美味い!
白米欲しくなるけど炭水化物はなるべく控えたいのでビールごくごく。
ちなみに今日は秋刀魚で前回はカサゴが入ってて、その日の魚を好きな調理法で調理してくれるのも粋。前回のカサゴは丸揚げにしてもらいました。
カサゴの丸揚げ
カリッカリに揚げて全部一尾まるごと食べられて美味しい。尻尾も煎餅状態で美味だった。
日替わりで魚が入れ替わるのも楽しみで良い。
鯖へしこ大根
そして最後はこちら。
初めて食べたけど、なにこれ。超美味い。ちびちび食べて日本酒ぐいぐい。すんごい合う。
味が結構濃いんだけど、嫌な濃さじゃない。酒がただただススムくん。
日本酒も常時いいのを数種置いてあって飲み比べのセットもあったりして、酒飲みには嬉しい。
今回は頼まなかったけど、「酒飲み八寸」というお得セットがあってそれを頼んでおけば一通りいろんなツマミが食えるしオススメ。
総じて料理が美味いし、日替わりで来る度にいろんなメニューがあって楽しいし、お酒の種類も多い。定期的に行きたい酒好きにはたまらん新店、ご馳走さまでした。
自家製どぶろくと魚料理 酒肴ほたる (居酒屋 / 赤坂見附駅、永田町駅、赤坂駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8