ガツンと来るニンニク、カラダに悪そうな化学調味料風味たっぷりなスープ、ゴワゴワとした麺、初訪問客のメンタルを折る常連達のコール。これほどまでに特異な店でありながら、全国に多くのファンを持つ「二郎」。

拙者が初めて訪れたのは三田本店。事前に勉強した並び方や食券購入タイミング、コールの種類、とても緊張しながら食べて味に集中できなかったが、なぜか食後には満腹感と同時に謎の達成感に包まれていた。それからというもの、定期的に二郎を食べたくなってしまったのである。

というわけで、今宵はラーメン 二郎 池袋東口店。

ラーメン二郎 池袋東口店

ラーメン二郎 池袋東口店
東京都豊島区南池袋2-27-17 1F

営業時間
[火~日]
11:00~23:00

※お勧めの時間帯は15:00~18:00
日曜営業
定休日
月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は営業。翌火曜日が休み)

この日は翌日仕事で使う機材が足りないことに気付き、ビッグカメラのオンラインショップで在庫を確認したところ池袋店にはあるとのことだったので取り置きをしてもらい急いで買いに行ったのだ。その帰りにサクっとラーメンでも食べて帰ろうと思い二郎へ。

訪問したのは22時ごろ、閉店に近い時間ということもありそこまで並んでいないかと思ったらすでに15人程度の列が。並ばずに他の店にするか迷ったものの池袋まで来ることもあまり無いので並ぶことに。20分か30分ほど並ぶとやっと店内へ。ところどころ、中国からの旅行客と思われるお客さんも。海外の人に二郎はどういう印象なのか気になる。

さて、食券機で「ラーメン(もちろん小)」と目黒や三田店にはない「生とじ玉子」を買って渡す。着席後間もなく生とじ玉子が先に来る。

生とじ玉子 - ラーメン二郎 池袋東口店

生卵がある店舗の動画を見て一度はやってみたかったこれ。苦しくなってきた後に味変にも良さそうだ。さらに少し待つと「にんにくいれますか?」。今宵はニンニク少しとカラメ。野菜と脂は時間も遅いので辞めておいた。

コール後すぐにラーメンの登場。

ラーメン - ラーメン二郎 池袋東口店

いいっすねぇ。いいっすよ。たまの二郎、このいけないラーメン感が食欲をそそる。池袋東口店はレンゲがあるのでまずはスープを頂く。うむ、美味い。カラメにしたので一口目のパンチがえぐい。こりゃあ玉子頼んでおいて正解だ。あとで欲しくなるぞ、と思いつつ野菜に手を付ける。

シャキシャキ感の残る茹で具合でアツアツなもやし。たかがもやしだが、このカラメなスープと合わされば最強の野菜に。ガンガン食べ進めていく。さらにニンニクをスープに溶いてもやしにも絡めていく。これまた美味い。ニンニクもやしスープ、アリ。

ラーメン二郎 池袋東口店

野菜を大方たいらげたところで麺も食す。きもーち柔らかめな麺は拙者が行ったことのある他店と比べるとややゴワゴワ感控えめで柔らかい。もちもちプッツンわしゅわしゅとしたこの食感がたまらない。人目も憚らず無心でずるずるとこれをすする至福のひととき。高級鮨や割烹でお上品に美味いものを頂くのもいいが、こういう漢気ラーメンもたまらなく好きだ。

麺を食べ進めつつ、ここでいよいよ生とじ玉子を試す。麺を引き上げ、玉子へダイブ。

生とじ玉子 - ラーメン二郎 池袋東口店

どっぷりと浸した麺をずるずる。

むむ!

思ってたのと違う。濃ゆいスープと玉子が合わさって良い感じのマイルドさになると思っていたのだけど、生玉子ではなくすでに出汁で味付けしてあるので、これはちょっと濃ゆいところに濃ゆいものという感じ。逆に終盤では味が濃すぎてきつくなってしまった。是非とも生玉子のままで食べたい。

ちょっぴり生とじ玉子は残念だったので、チャーシューで挽回。

ラーメン - ラーメン二郎 池袋東口店

3キレほどデフォルトでトッピングされている。1キレだけ端っこの部分で脂身とスジがひどくて噛み切れず微妙だった。チャーシューはかなりしっかり目な茹で上がりで脂身は少なめほぼ赤身という感じ。

もう少ししっとりと茹でるか脂身を多い部位を使うとなお良しか。

チャーシュー - ラーメン二郎 池袋東口店

その後は生とじ玉子を少しだけ再度食べつつ、無事完食。

目黒や三田や川崎に比べると前評判がそれほど良くなかったものの、スープと麺は美味しく満足な二郎でした。

店の雰囲気や店員さんも優しく、二郎デビューにも使えるお店ではないでしょうか。生とじ玉子はしょっぱいので生玉子を期待している人は要注意、チャーシューはたまたま外れの日だったのかわからないが、とろとろチャーシューを期待してブタ入りにするのにも注意が必要。

また池袋に行く機会があれば訪問してみたいと思います。ご馳走さまでした。

ではまた!

ラーメン二郎 池袋東口店ラーメン / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3